
全体ブリーチをしてしばらくすると、根元の黒い部分と明るい毛先の差が気になってきます。「毎回ブリーチを続けるべき?」「もうブリーチをやめたい」「暗く戻さず自然になじませたい」と迷う方も多いのではないでしょうか。
伸びた根元への対応は、ブリーチリタッチだけではありません。今後も明るさを維持するならリタッチ、負担を抑えて境目をぼかすならハイライト、ブリーチをやめたいならルートシャドウやグラデーション、全体を落ち着かせるなら暗めカラーという選択肢があります。
この記事では、CELSUSの施術例をもとに、ブリーチ後の根元をなじませる方法と、それぞれの向き不向き、色落ち、ホームケアまで解説します。
選び方の目安
- 明るい髪を継続したい:伸びた部分だけをブリーチリタッチ
- 境目を柔らかくしたい:細いハイライトでぼかす
- ブリーチをやめたい:根元を深くしたグラデーション・ルートシャドウ
- 全体を落ち着かせたい:暗めのワンカラーで明るさを合わせる
- 切れ毛や強いダメージがある:追加ブリーチを避ける判断も必要
ブリーチ後に根元が目立つ理由
新しく伸びた髪は地毛の色ですが、中間〜毛先はブリーチで明るくなっています。その間に、ブリーチしていない通常カラー部分があると、根元・中間・毛先の3段階に見えることもあります。
染めた直後はカラーの色素でなじんでいても、ブリーチ部分は色落ちが早いため、時間がたつと明るさの差が再び見えやすくなります。
伸びた根元への4つの選択肢
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| ブリーチリタッチ | 明るさを維持したい | 既に明るい部分へ重ねない技術が必要 |
| ハイライト | 境目を柔らかくぼかしたい | 完全に一色へ戻す施術ではない |
| グラデーション・ルートシャドウ | ブリーチをやめながら明るい毛先を残したい | 暗くする範囲と色落ちの設計が必要 |
| 暗めのワンカラー | 全体を落ち着かせたい | 毛先は色落ち後に再び明るく見えやすい |
1.ブリーチリタッチで明るさを維持する
今後もハイトーンを続ける場合は、伸びた地毛部分だけをブリーチします。既にブリーチしている部分へ薬剤が重なると、切れ毛や過度なダメージにつながるため、塗り分けが重要です。
根元が長く伸びるほど、頭皮に近い部分と遠い部分で明るくなる速度が変わり、帯状のムラができやすくなります。来店時期は髪の伸び方、希望色、頭皮の状態で決めてください。
2.細いハイライトで根元の境目をぼかす
根元・中間・毛先が3段階に見えている髪へ、細いハイライトを入れて境目を分散させた施術例です。

ハイライトを目立たせるのではなく、境目をぼかす目的で細く配置します。毛先の負担が大きい場合は、既に明るい部分までブリーチを通さないこともあります。


根元の黒、中間のブラウン、毛先の明るさが分散し、全体を一色へ近づけながら自然な立体感が残りました。


3.グラデーションでブリーチをやめていく
「ブリーチはやめたいけれど、明るい毛先は残したい」という方には、根元〜中間を深くし、毛先へ向かって明るくなるグラデーションが向いています。

根元を地毛になじむ深さへ整え、中間で色をつなぎます。毛先の明るさを生かすため、全体を暗く見せずに根元の境目を目立ちにくくできます。


4.暗めのワンカラーで全体をなじませる
全体の明るさを落ち着かせたい場合は、ブリーチ部分にしっかり色を入れ、根元との差を小さくします。ブラウンやベージュを含む色はなじませやすく、急に真っ黒へ戻すより柔らかな印象を作れます。

ただし、ブリーチ毛は色が抜けやすいため、当日一色に見えても、数週間後に毛先だけ明るく見えることがあります。色落ちを前提に濃さを決めます。
施術例:全頭ブリーチから約3週間後を暗めグレージュで整えたケース
全頭ブリーチ後の色落ちを、追加ブリーチをせず暗めのグレージュで整えた2016年の施術例です。染めた直後から淡い色味にしていたことに加え、海やプールへ行く機会が多く、約3週間で黄みのある明るいベースへ戻っていました。

今回は「暗めにしたい」という希望に合わせ、透明感を残せる濃さのグレージュを重ねています。ブリーチ済みのベースを生かせるため、明るさを抑えても重く見えにくい仕上がりです。

ブリーチをいったん休む場合でも、完全に色が抜ける前を目安に色を補うと、急な明暗差や強い黄ばみを抑えやすくなります。根元との差が目立ってきたら、暗めカラーだけでなく、前章のグラデーションやハイライトで境目を分散する方法も検討できます。
※掲載写真は2016年の施術例です。海水・プール、日常の洗髪、熱、使用製品によって色落ちの速さは変わります。現在は髪の状態と今後の希望を確認して施術周期を提案します。
※掲載写真は2017年の施術例です。現在はブリーチ履歴、切れ毛、縮毛矯正履歴、希望する今後の明るさを確認して方法を選びます。同じ施術・仕上がりを保証するものではありません。
どの方法を選ぶか決める5つの質問
- 今後も明るい髪を続けたいですか?
- ブリーチを完全にやめたいですか?
- 毛先のダメージや切れ毛はありますか?
- 縮毛矯正・黒染め・セルフカラーの履歴はありますか?
- 次回以降、どのくらいの頻度でサロンへ通えますか?
「今回だけきれいにする」のではなく、半年後にどの明るさへしたいかを決めておくと、必要以上のブリーチや暗染めを避けやすくなります。
根元が伸びたときに避けたいセルフ施術
- 伸びた根元からブリーチ済み部分まで薬剤を重ねる
- 境目が見えないままセルフブリーチを塗る
- 根元だけが明るくなった状態へさらに明るいカラーを重ねる
- 将来また明るくしたいのに、全体へ強い黒染めをする
すでに切れ毛や強いムラがある場合は、追加施術をせず、現在の状態をサロンで確認してください。
色落ちとホームケア
黄ばみが気になる場合はカラーシャンプーを使う
紫シャンプーは黄色、シルバーシャンプーはグレーのニュアンスを補いやすいケアです。製品の説明に合わせ、色の入り方を見ながら使ってください。
毛先の保湿と熱対策を優先する
ブリーチ部分は乾燥しやすいため、洗い流さないトリートメントを使い、高温アイロンを避けます。
次回までセルフカラーを重ねない
根元・中間・毛先の履歴が増えるほど、次の塗り分けが難しくなります。色が気になる場合は、担当者へ相談してください。
よくある質問
ブリーチの根元リタッチは何か月ごとですか?
髪の伸び方、希望色、ブリーチ履歴によって変わります。根元が長く伸びるほど塗り分けが難しくなるため、次回来店の目安を施術時に担当者と決めるのがおすすめです。
根元だけ黒い状態をブリーチせずに直せますか?
ハイライト、ルートシャドウ、グラデーション、暗めカラーでなじませられる場合があります。ただし、根元を毛先と同じ明るさにするにはブリーチが必要なことがあります。
ブリーチをやめるときは全部暗くするしかありませんか?
全部を暗くする必要はありません。根元を深くし、毛先の明るさを残すグラデーションで徐々にやめる方法があります。
縮毛矯正をしている髪へブリーチリタッチできますか?
負担が大きく、施術をおすすめできない場合があります。縮毛矯正した範囲と時期を必ずお知らせください。
ブリーチ毛の黄ばみを白っぽくできますか?
ベースが十分に明るく、髪の体力が残っていればカラーでシルバーや白っぽい色へ近づけられます。詳しくは黄色いブリーチ毛をシルバーアッシュにする方法をご覧ください。
ブリーチを続ける・やめる、どちらもご相談ください
CELSUSでは、現在の根元の長さ、ブリーチの重なり、毛先の体力、今後の希望を確認し、必要な部分だけ施術します。髪の状態が分かる写真がある場合は、予約時またはLINEでお送りください。
初回公開:2017年3月17日/2026年8月30日 内容を全面更新・関連施術例を統合



