Beauty Column

ヘアカラーに入れるコラーゲンとは?効果と限界を美容師が解説【2026年版】

ヘアカラーの施術で「カラー剤にコラーゲンを入れています」と説明されたことはありませんか。ここでいうコラーゲンは、多くの場合、化粧品原料として使われる加水分解コラーゲンなどのタンパク質由来成分です。

期待される役割は、髪表面や内部に一時的に吸着して、手触り・指通り・まとまりを整えるコンディショニングです。一方で、ブリーチやカラーで生じた損傷を元の髪へ完全に戻したり、カラーアレルギーを防いだりするものではありません。

カラー剤に入れるコラーゲン系成分の役割

加水分解コラーゲンは、コラーゲンを小さなペプチドやアミノ酸に分解した原料です。化粧品では、ヘアコンディショニング、皮膜形成、帯電防止などを目的に配合されることがあります。

  • 髪表面を覆い、摩擦や引っかかりを一時的に抑える
  • 処方や分子量によっては、毛髪へ吸着して手触りを整える
  • カラー後のトリートメント工程と組み合わせ、まとまりを補助する

実際の仕上がりは、コラーゲンという原料名だけで決まりません。分子量、配合量、製品全体の処方、接触時間、髪の履歴などで変わります。

2016年にCELSUSで使用していたヘアカラー用コラーゲン系添加剤
2016年掲載時のカラー剤とタンパク質系添加剤。現在の使用製品・配合・メニューは異なる場合があります。

髪はコラーゲンでできている?

毛髪の主成分はケラチンというタンパク質で、髪そのものがコラーゲンでできているわけではありません。そのため「髪に不足したコラーゲンを補給すれば元通りになる」という説明は単純化しすぎです。

タンパク質由来のコンディショニング成分は、ダメージ部分へ吸着して手触りや強度感を一時的に補助する可能性がありますが、洗髪により少しずつ失われます。効果は永久ではなく、傷んだ髪ほど必ず大きな効果が出るとも限りません。

コラーゲンカラーでダメージを防げる?

添加剤だけでカラーダメージをなくすことはできません。負担を左右する中心は、希望色、明るさ、ブリーチの有無、薬剤の強さ、放置時間、既往履歴、塗り分けです。

項目 主な役割 限界
コラーゲン系添加剤 手触り・摩擦・まとまりの補助 損傷を完全に元へ戻すものではない
カラー設計 希望色と必要な明るさをつくる 履歴に合わない薬剤は負担が増える
トリートメント 中間から毛先の状態を整える くせを伸ばす施術ではない
ホームケア 熱・摩擦・乾燥を日常的に管理 一度の施術だけでは維持できない

CELSUSでは、原料を一つ足すことよりも、根元・既染部・毛先を塗り分け、必要以上に明るくしないこと、ブリーチ・縮毛矯正履歴を把握することを優先します。

CELSUSの現在のカラー後ケア

現在のMENUでは、全カラーメニュー・トリートメント・美髪矯正に髪専用炭酸泉「トルケア」を使用しています。コラーゲン系添加剤を含む個別の処理剤は、髪の状態や取扱製品によって変わるため、予約時またはカウンセリングでご確認ください。

髪質改善とカラーを同日に行う判断は、髪質改善とヘアカラーの順番・施術事例で詳しく解説しています。カラー後の頭皮ケアは、カラースパと炭酸泉の違いも参考にしてください。

よくある質問

コラーゲンを入れればカラーは傷みませんか?

傷みをなくすものではありません。手触りを補助する可能性はありますが、薬剤選定・塗り分け・放置時間・履歴判断がより重要です。

ダメージが強い髪ほど効果がありますか?

ダメージ部へ吸着しやすい成分はありますが、損傷の程度や処方によって差があり、必ず比例して効果が大きくなるとは限りません。

コラーゲンカラーは髪質改善ですか?

呼び方はサロンによって異なります。コラーゲン系処理剤を加えるカラーと、髪質改善トリートメント、くせを伸ばすQED/美髪矯正は目的が別です。

カラーアレルギーを防げますか?

防げません。過去にカラーで強いかゆみ、赤み、腫れ、水ぶくれが出た方は必ず事前にお知らせください。施術後に強い症状や息苦しさなどが出た場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

動物由来の成分ですか?

原料の由来は製品ごとに異なります。動物由来成分を避けたい場合やアレルギーが心配な場合は、使用前に製品の全成分とメーカー情報を確認します。

参考情報

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カラー・ブリーチ・縮毛矯正の履歴と、現在の髪の状態を確認し、必要な薬剤とケアだけをご提案します。

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