「ハイライトは根元から入れない方がいいですか?」という質問をよくいただきます。結論は、希望するコントラスト、白髪の位置、髪の長さ、前回のハイライト履歴によって変わります。
根元を少し空けて入れる主な目的は、伸びたときの境目をやわらげ、ハイライトが地毛から自然につながって見えるようにすることです。ただし、すべての方に同じ幅を空けるわけではありません。
ハイライトを根元から入れない理由
| 目的 | 根元を空ける効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 伸びた境目をぼかす | 地毛と明るい線の開始位置がそろいすぎない | 空けすぎると最初から根元が伸びて見える |
| 自然な立体感 | 根元は深く、毛先へ明るさが増す | コントラストが弱いと変化を感じにくい |
| 頭皮との距離を取る | ブリーチ剤を頭皮へ直接つけない設計にしやすい | 塗布方法だけで刺激リスクがなくなるわけではない |
| 既存ハイライトとつなぐ | 前回の明るい部分への過度な重なりを避けやすい | 履歴を見誤ると切れ毛につながる |
根元を空ける幅はどう決める?
根元を空ける幅は、数値だけで決めません。分け目や生えぐせ、白髪の位置、ハイライトの太さ、髪が伸びる期間を見ながら、数ミリから数センチの範囲で調整します。
- 根元近くから細く:明るさを早く感じたい、白髪を細かくなじませたい
- 少し空けて細く:伸びた境目を目立ちにくくし、自然な立体感を出したい
- 中間から太さを出す:バレイヤージュのように毛先へ明るさを集めたい
- 顔まわりだけ根元近く:全体は自然に、顔まわりは明るく見せたい
根元から入れた方がよいケース
「根元を空ける」ことが正解とは限りません。次の希望では、根元近くから細く入れる場合があります。
- 分け目や顔まわりの白髪を細かくなじませたい
- 短いヘアスタイルで、中間から入れると変化が見えにくい
- コントラストをはっきり出したデザインを希望する
- 前回のハイライトが根元から伸び、リタッチでつなぐ必要がある
白髪ぼかしでは、白髪を完全に隠すのか、明るい線となじませるのかで入れ方が変わります。「白髪ぼかし=必ずブリーチ」ではないため、白髪の量と今後のカラー計画まで確認します。
2015年の施術例から見る根元のつなぎ方

根元を少し空け、毛先へ自然につながるように入れたBefore/After(2015年撮影)。現在は、前回のブリーチ履歴と髪の体力を優先して塗布範囲を決めます。
写真のようなボブでは、ハイライトの開始位置が一直線に見えないよう、表面・内側・顔まわりで高さを変えます。同じ写真を見せても、髪質や履歴によって必要なブリーチ回数と仕上がりは異なります。
伸びたハイライトをきれいにつなぐ方法
- 前回のハイライト位置と、今回伸びた地毛を確認
- 既に明るい部分へブリーチを重ねないよう分け取る
- 必要な場所だけ根元側をリタッチ
- 境目へローライトやベースカラーを加えるか判断
- 黄み・赤みを見ながら全体の色味を整える
伸びた根元の直し方はカラー後に伸びた根元を自然につなぐ方法、ハイライトを長く楽しむケアはハイライトカラーを維持する方法も参考にしてください。
大人女性が失敗を防ぐオーダー方法
- 希望写真と一緒に「室内での明るさ」「職場の制限」を伝える
- 白髪を隠したいのか、なじませたいのかを決める
- 次回来店までの希望期間を伝える
- 過去のブリーチ・黒染め・白髪染め・縮毛矯正履歴を共有する
- 結んだとき、下ろしたとき、分け目のどこで明るさを見せたいか伝える
髪質改善や縮毛矯正とハイライトを組み合わせる場合は、髪の状態により施術日を分けます。詳しくは髪質改善とヘアカラーの順番をご覧ください。
ハイライト後のホームケア
- 濡れたまま放置せず、洗い流さないケアをなじませて乾かす
- 高温のアイロンを同じ部分へ繰り返し当てない
- 紫シャンプーは黄みの出方と明るさに合わせて頻度を相談する
- 次回は全体ブリーチではなく、必要部分だけのリタッチを検討する
カラー後にかゆみ・赤み・腫れなどが出た場合は使用を中止し、症状が強い、または続くときは医療機関へ相談してください。頭皮ケアはヘアカラー後の頭皮ケアで解説しています。
CELSUSでのハイライト相談
CELSUSでは、根元を空ける幅、ハイライトの太さ、白髪の位置、前回のブリーチ履歴を確認し、次回来店まで自然に見える設計を提案します。現行の全カラーメニューでは、髪専用炭酸泉「トルケア」を使用しています。
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よくある質問
Q1. ハイライトは何センチ根元を空けますか?
決まった幅はありません。髪の長さ、白髪の位置、希望するコントラスト、次回来店までの期間に合わせて数ミリから数センチで調整します。
Q2. 根元を空けると、最初から伸びたように見えませんか?
空ける幅とハイライトの太さが合っていれば、開始位置をぼかして自然に見せられます。空けすぎると伸びて見えるため、表面と内側で高さを変えます。
Q3. 白髪ぼかしも根元を空けますか?
白髪の位置によります。分け目や顔まわりは根元近くから細く入れ、その他は少し空けて立体感を作る場合があります。
Q4. 毎回ハイライトを全体に入れますか?
毎回全体へ追加する必要はありません。前回の明るい部分を残し、伸びた根元や必要な場所だけをリタッチする方法があります。
Q5. 縮毛矯正と同じ日にできますか?
髪の体力と履歴で判断します。ブリーチと縮毛矯正を同日に重ねる負担が大きい場合は、施術日を分ける、またはハイライトを見送ります。
Q6. ブリーチなしでも立体感は作れますか?
ベースより明るいカラーやローライトで差を作れる場合があります。求めるコントラストによってはブリーチが必要です。



