
ハイライトを一度入れた髪は、次回も必ずブリーチを足す必要はありません。残っている明るさを生かして色だけを重ねる、根元と毛先を塗り分ける、必要な部分へハイライトを追加するなど、髪の状態と今後の希望に合わせて選べます。
大切なのは、前回のハイライトがどこに残っているかを確認し、ブリーチを重ねる範囲を必要最小限にすることです。この記事では、CELSUSに残る2つの施術例をもとに、ハイライトを入れた後のカラー方法、上からハイライトを足す判断、色落ちとホームケアまで解説します。
最初に知っておきたいこと
- ハイライトは数か月後も髪の内部に明るい履歴として残る
- 色だけを重ねても、明るい部分は先に色落ちして立体感が戻る
- 上からハイライトを足すと、明るさの段階を増やせる
- 毎回同じ場所へブリーチを重ねると、切れ毛の原因になる
- 次回だけでなく、その先のカラー計画まで決めると失敗を減らせる
ハイライトを入れた後のカラーは4通り
| 方法 | 向いている状態 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 色だけを重ねる | 現在の明るさを生かし、ダメージを増やしたくない | ハイライト部分は先に色落ちする |
| 根元と毛先を塗り分ける | 伸びた根元を整え、毛先の透明感を残したい | 履歴に合わせた薬剤選定が必要 |
| ハイライトを足す | 立体感や明るさを増やしたい | 既存ブリーチとの重なりを避ける |
| 暗い色でなじませる | コントラストを弱め、一色に近づけたい | 濃く染めすぎると次回明るくしにくい |
ハイライトが残っている量、地毛の伸び方、縮毛矯正やセルフカラーの履歴によって適した方法は変わります。見た目が同じでも髪の体力は異なるため、施術前の履歴確認が欠かせません。
施術例1|3か月前のハイライトを生かして色を重ねる
こちらは3か月前にブリーチでハイライトを入れた状態です。根元は伸びていますが、中間から毛先には明るい筋が残っています。


この状態では、毎回ブリーチを追加しなくてもデザインを変えられます。今回は上の部分へ濃いめ、下の部分へやや薄めの色を時間差で重ね、根元から毛先へ自然につながるよう調整しました。
濃い色を重ねる場合
染めた直後はハイライトがなじんで見えます。ブリーチ部分は色が抜けやすいため、時間がたつと再び明るい筋が現れ、色落ちの途中も立体感を楽しめます。
薄い色を重ねる場合
染めた直後から明るさの差が見えやすく、透明感を残しやすい方法です。黄色みや赤みが強い場合は、補正する色を組み合わせます。
根元と毛先を塗り分ける場合
根元は深めに、明るい毛先は薄めに整えると、地毛・以前のハイライト・毛先の明るさが混ざり、単色では出にくい奥行きが生まれます。

今回はグレーと青紫を組み合わせ、黄色みと赤みを抑えたプラチナグレージュに仕上げました。


施術例2|前回のハイライトへ新しいハイライトを足す
次の例は、以前のハイライトが残る髪へ、さらに細いハイライトを追加したケースです。色だけを重ねる方法でも整えられますが、今回は透明感と立体感をもう一段強くしたいという希望に合わせました。


新しいハイライトを必要な部分だけに追加
ホイルを使い、明るさが足りない部分を選んでハイライトを配置します。現在は、既存のブリーチ部分へ薬剤を重ねすぎないことを優先し、髪の状態によっては追加本数を減らす、または色だけで整える判断をします。

仕上がりでは、ベースの色、前回のハイライト、今回追加したハイライトが混ざり、表面上は3段階の明るさに見えます。複数の色が縦に重なるため、ストレートの状態でも立体感を感じやすくなります。



※掲載写真は2014年・2017年の施術例です。現在は髪の状態、ブリーチ回数、希望する明るさを確認して薬剤と施術範囲を決めます。同じ色・明るさ・回数での仕上がりを保証するものではありません。
ハイライトを足すのが向いている状態
- 以前のハイライトが少なくなり、全体の立体感を増やしたい
- 根元が伸びた境目を細い明るさでぼかしたい
- ストレートでも動きが見えるカラーにしたい
- 白髪を一色で隠すより、明るい筋でなじませたい
- 今後も明るいデザインを続けたい
ハイライトを追加しない方がよいケース
毛先のブリーチダメージが強い
濡れると伸びる、切れ毛が多い、乾かしても引っかかる場合は、追加ブリーチより色の補正、補修、カットを優先することがあります。
縮毛矯正やセルフカラーの履歴が複雑
縮毛矯正とブリーチが重なると負担が大きくなります。セルフカラーや黒染めの履歴がある場合も、明るさにムラが出ることがあるため、施術時期と範囲を担当者へ伝えてください。
一色へ戻したい
明るさの差をなくしたい場合、ハイライトを足すと目的と逆になります。均一に近づけたい方は、グラデーションカラーを一色に戻す方法をご覧ください。
次回カラーを決める4つのポイント
1.前回のブリーチ位置
どこまで明るくしたか、何回ブリーチしたかを確認します。過去の施術写真がある場合はカウンセリング時に見せてください。
2.現在の髪の体力
明るさだけでなく、切れ毛、乾燥、弾力、縮毛矯正履歴を確認します。希望デザインよりダメージ回避を優先する場合があります。
3.今回どこまで明るくしたいか
明るさを増やす、現在の明るさを保つ、暗く整えるのどれかで施術が変わります。画像を見せる場合は、色だけでなくハイライトの太さや量も共有すると伝わりやすくなります。
4.その次にどんなカラーをしたいか
次回もハイライトを続けるのか、一色へ戻すのかで、今回の薬剤と塗り分けが変わります。数か月先まで無理なく続けられる設計をおすすめします。
色落ちとホームケア
ハイライト部分は色が抜けやすく、時間がたつと黄色みが戻ります。色落ちを完全に止めることはできませんが、毎日の扱いで急激な褪色と乾燥を抑えられます。
- カラーケア向けの穏やかなシャンプーを使う
- 熱すぎるお湯を避け、洗髪後は早めに乾かす
- 洗い流さないトリートメントを中間から毛先につける
- 高温アイロンを同じ場所へ何度も当てない
- 黄色みが強くなる前に次回カラーを相談する
根元が伸びた後の維持方法は、ブリーチした髪の根元が伸びたときの選び方も参考にしてください。グラデーション後にハイライトを足す場合は、境目をぼかすハイライトの選び方で詳しく解説しています。
よくある質問
ハイライトを入れた後、次はいつカラーできますか?
髪と頭皮の状態に問題がなければ、色落ちや根元の伸びに合わせて相談できます。追加ブリーチをする場合は、前回の施術時期とダメージを確認して決めます。
ハイライトの上から普通のカラーをしても消えませんか?
暗い色を重ねると一時的になじみますが、ブリーチした部分は明るい履歴として残ります。色落ちすると再び筋が見えやすくなります。
毎回ハイライトを足しても大丈夫ですか?
同じ場所へブリーチを重ね続けると切れ毛の原因になります。既存の明るい部分を避け、必要な場所だけ追加することが重要です。
ハイライトをやめたい場合はどうしますか?
暗い色を重ねる、ローライトで明るさの差を小さくする、数回に分けて一色へ近づける方法があります。次に明るくする予定がある場合は、濃い暗染めを避けた方がよいこともあります。
白髪があってもハイライトを続けられますか?
白髪を完全に隠す方法とは異なりますが、細いハイライトで白髪と暗い髪の差をなじませる選択肢があります。白髪量と希望する見え方に合わせて設計します。
料金と時間はどれくらいですか?
ハイライトの本数、ブリーチ範囲、全体カラー、トリートメントの有無で変わります。古い記事の料金とクーポンは現在と異なるため、最新MENUまたはカウンセリング時にご確認ください。
ハイライト履歴を確認して次回カラーをご提案します
ハイライトを入れた後の髪は、残っている明るさを生かせる大切なベースです。毎回ブリーチを増やすのではなく、色だけで整える方法も含め、髪の体力と今後の希望に合う施術をご提案します。
初回公開:2017年5月11日/2026年8月30日 内容を全面更新・旧記事「ハイライトが入っている髪へ上からハイライトを足す施術例」を統合



